みやこたなごのブログ(旧・滑川町~子どもを放射能から守る会~)

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松本市の学校給食

【松本市の学校給食】

幼稚園から中学校まで(長い子では)12年間食べる滑川町の学校給食。
滑川の場合は、どのような給食対策をとったら子どもを内部被曝から守れるのか?
現在、どこも過渡期ではありますが、先端グループを行く松本市の学校給食を取材してきました。

新聞記事のあと、<生>取材記事を掲載します。

以前アップした、滑川町の学校給食の記事を参照してください。
事情がまったく異なりますが、考えるには資料が必要です。参考までに。

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<10月4日 中日新聞より>

松本市、学校給食で放射線測定 ウクライナ基準を採用
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20111004/CK2011100402000118.html

東京電力福島第一原発事故の影響で農作物が放射性物質に汚染された可能性があると して、松本市教育委員会は3日、市内4カ所の学校給食センターで、給食用食材の放 射性物質の測定を始めた。
 給食用食材の検査は県内の自治体で初めて。当面の間、汚染が懸念される地域の農作物を対象に毎日測定する。

◆県内自治体で初、当面は毎日測定
 納品時に食材の一部を対象に実施する。
「サーベイメーター」と呼ばれる放射線測 定機を食材に当てて計測。東北や北関東などの農作物が対象で、西日本産や食材の8 割を占める県内産は検査しない。
 食品を対象にした国の暫定基準値は1キロ当たり500ベクレルだが、松本市教委 はチェルノブイリ原発事故の汚染地となったウクライナの基準である1キロ当たり4 0ベクレルを採用した。
 この日は午前7時すぎから、西部(野溝西)、東部(原)、梓川(梓川梓)、波田 (波田)の4カ所の学校給食センターで一斉に検査。  市内の小、中学校38校、約1万9900人分の食材をチェックした。
 このうち、東部学校給食センターでは、センターの担当者が測定機で群馬産のキュ ウリ1箱を調べた。異常な数値は確認できなかったため、給食用として使うことを決 めた。学校給食課の担当者は「給食で使用される食材の産地を市のホームページで公表し ているが、保護者から放射能汚染を懸念する声があった。子どもの安全安心のために 検査を続けていきたい」と話している。

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実は私は、この新聞記事に先立って、先週の金曜日(9月30日)、松本市(人口 約23万人)の学校給食について詳細をお聞きしてきたところでした。

信州の旅の途中、「内部被曝0宣言」をしたと言われている松本市の学校給食事情を知りたくて、松本市役所を訪ねました。
「詳しいことは、数キロ離れている給食センターにいる 学校給食課長さんに聞くと一番いいですよ」とのことでした。
午後3時過ぎ、西部給食センターにて、松本市教育委員会教育部 学校給食課の土屋課長が実に丁寧に対応してくださいました。(突然行ったにも関わらず)

最初に私が訪ねた動機をお伝えすると、
土屋課長は、
「『内部被曝0宣言』はしていません。最初に取材した人がネット上にそのように流してしまったのです。『0』は難しいですが、子どもは感受性が強いため、できるかぎり低く抑えるよう、(10月から始める市独自の放射線の簡易測定に、)ウクライナ基準を参考にすることにしました。
 市長に伝えると『それでいいでしょう』と言われました。」

キャッチフレーズの一人歩きには、少々困惑されている様子でした。
とはいえ、(ご存知の方も多いと思いますが)松本市の市長は、チェルノブイリで救援活動をされてきた医師 菅谷(すげのや)昭氏です。
「内部被曝0宣言」ではなかったものの、姿勢そのものが大変魅力的なものでした。
以下は、中日新聞の記事に加え、今回の取材で「おお!」と思ったことを箇条書きでお伝えします。


*放射能対応は、市民から言われてやっているわけではなく、私たち職員が自ら考えながらやっています
3月中に菅谷市長が、職員を集め「内部被曝について」の講義をしてくれました。
それがあったので、内部被曝についての危険性を職員は知っています。
講義を聴いていなかったら、こんなに危機感は持っていなかったでしょう。

サーベイメーターも4月に購入を決めて発注しましたが、5ヶ月待ってやっと届くので、10月から測定を始められます。

*松本市は、農地の土壌検査結果は 9箇所検査で8箇所が不検出。1箇所だけ 13Bq/Kg(限界値 10Bq/Kg)
「地産地消が安全である」という前提でやっています。

*食材8割は県内産(量ベース)です。一番使う米は松本産。牛乳は松本と安曇野産。

残り2割は
   海産物・旬以外の農産物・香辛料・ゴマ(中国)

海産物は食数が多いため、切り身になってくる外洋ものを国内で加工したものが多いです。
近海ものの秋刀魚は、食育の観点から子供たちに是非一度は食べさせたいので、北海道沖でとれる時期に1回だけ出し、以降、福島沖へ下がってくる時期のものは出していません。
野菜については、長野は冬の気候が厳しいので土地でとれる野菜が少なくなるという事情があります。
そういう場合はよそからのものになります。

*近くの公設市場と連携し、仕入れカレンダーを作ってもらっています。
野菜の産地を年間通してあらかじめ教えてもらい、献立ありきではなく、安全な食材ありきで献立を作るようにしています

*給食センターは4箇所。すべて公設公営 です。

*栄養士は総勢14名います。そのうちアレルギー専門の栄養士が6名です。

*10年前、当時の市長のトップダウンでアレルギー対応食の提供をはじめました。「お弁当の子がかわいそうだ。みんなと同じ給食を食べさせたい」と。

*牛肉はもともと使っていません。
ハンバーグなどの加工食品に使われているものは、アレルギー対応の関係上、成分分析表と産地を業者に出してもらっています。

*どうしてもまかないきれない野菜は北関東のものなども仕入れるので、それらをスクリーニング検査します。

☆松本市のサーベイメーター機種
日立アロカメディカル株式会社
GMサーベイメーター TGS-146 B
測定線種 β線(γ線)
※33万円
※食物による内部被曝はβ線のダメージが大きいため、β線を主に検出するものを購入。






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