みやこたなごのブログ(旧・滑川町~子どもを放射能から守る会~)

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議長懇談「食品測定器導入提案」~焦点は検出限界値~

昨日(24日)10時~11時、滑川町議会の議長さんたちと懇談会をしてきました。
出席されたのは
 田幡議長、伊東副議長、上野憲子文教厚生常任委員長、長谷川同副委員長。
 司会 議会事務局長。

私たちは7名。
(幼児連れ3名でしたが、今回も事務局職員さんにみていただき、落ち着いて話すことができました。感謝です。)

昨年9月議会で請願は通っています。その一つ一つについては、「できるところから」ということで、町にも、議会にも、前向きに取り組んでいただきました。

子どもを放射能から守るための請願書

請願書を読み直すと、緊急事態に必死で署名を集めたときのことが思い出されます。

あれから取り巻く状況は動いており、瓦礫の拡散など新たな問題が出てくる中、請願項目の残る課題
「学校給食の測定・公開」「地場農産物の測定」については、やはり早めの実現がのぞまれる項目です。

家庭菜園で採れた野菜への放射性物質の移行は継続して値をみていく必要があるし、明治の粉ミルクのようなことが今後も起こってくることが考えられるため、それらに加えて「食品測定器町民貸し出し」も必要です。

今回、あらためて提案書を提出しました。

<子どもを守るための食品測定機器導入・提案書>

※給食測定方法についてはいろいろなやりかたが考えられます。
一食丸ごと測定法がベストとはいえないのですが、その時点で考えられることを出しました。
上野憲子議員から、おかず一つ一つを丸ごと検査する方法でやっている自治体もあることを教えてもらいました。
そのほうがよいかもしれませんね。
ほかに思いつく方は教えてください。※

滑川町は、公立幼稚園、小学校、中学校の学校給食無料、18歳まで医療費無料と、子育て支援政策の進んだ町です。(この日も、釜石市から視察が来られるとのことでした。)

放射能から子どもたちを守る取り組みについても、議会、町の姿勢は前向きです。
とはいえ、長期にわたる低線量被ばく、放射能への対策は、誰にとっても未知の世界。現実に、何をどこまでどうしたらよいのか?予算はどうやりくりするのか?※

※忘れてならないのは、今回の放射能汚染は、東電が起こした世界最悪の「公害」であるということです。本来は東電へ請求すべきものです。子どもが犠牲になるようなことは許されない。
政府がきちんとした方針、基準を出さない状況下、それぞれの市町村でおとなたちが一丸となって子ども達を守らなければなりません。※

懇談会では、前提に「福島未だ収束しておらず」「未知であるからこそ、予防策を」「子ども達を最優先に」という基本が一致していることを再確認し、大変和やかな雰囲気の中、ざっくばらんに情報と意見を交えることができました。

実際に小中学校へ子どもが通っているメンバーから、現在の学校の対応状況と不安な点が具体的に出されました。
町の栄養士不在はやはり痛手で、なかなか中身が見えてこないことへの不安もお伝えしました。

また、同じ給食センターで作られている東松山市では、測定機の導入が決定されましたが、残念ながら検出限界値が20Bq/Kgの機械を導入予定とのこと。これでは高すぎます。
今回の話し合いのポイントは、測定することを前提とした「検出限界値」の問題にあてました。

低線量長期内部被ばくの不安を出来る限り低減するために、一桁の検出限界値の機器導入をお願いしました。東松山と共同で購入、運営がよいと思います。

国内の第一次産業衰退を防ぐためにも、質のよい測定器を。

参考資料
私設原子力資料室 「毎日少しずつの恐怖」
応用光研「FNF401」の資料

雑談の中で、今後は電力を東電以外のところから買うことも検討していただきたい旨もお伝えしました。
田幡議長は、「今まで電気を使いすぎる便利な生活に慣れすぎていたね」とおっしゃっていました。
町でエネルギーも自給できるような取り組みが理想だ、という話も出ました。
そうなったら、どんなによいでしょう!

瓦礫問題資料の一部と、子ども未来新聞もお渡ししてきました。

伊東副議長からは「議員もがんばっています。皆さん、傍聴にきてください」とのこと。


現在子ども連れの傍聴ができません。
それでも、赤ちゃんを背負って毎回傍聴に挑むメンバーのMさんは、12月議会でも廊下で待機。
今回はよい機会なので、その不自由さを他のメンバーが訴えました。
議長さんたちは「子育て世代こそ傍聴してほしいので、対応を考えましょう」と、この件についても大変前向きに受け止めてもらえました。

<開かれた議会>という言葉を肌で感じた時間でした。

今後は、放射能の取り組みに前向きな議員全員と話し合いの場を持てたらと思います。
議長、副議長も「月に一度でもいいですよ」とおっしゃってくれました。


あとは実現に向けて、それぞれの立場でできるかぎりのことを段階を踏んでやってくださることと思います。
今後の子ども達の健康被害をできるかぎり少なくするためにも、どうぞよろしくお願いいたします。

不安に思っている方、意見を持っている方、今度是非議員懇談会へ行きましょう。
(希望される方は連絡先をメールでください。)

会合を終えたその足で町長室へ。吉田町長にも同提案書をお渡ししてきました。
町長も「放射能に関しては私も勉強不足ですが、皆さんにも教えてもらいながらできるかぎりのことはする」との言葉。
震災後、地方へのお金は復興のため東北へ流れるため、町の財政は厳しくなることもおっしゃっていました。

町長室の扉が開いているときは、いつでも訪問してOKとのこと。
思いを届けましょう。

さまざまな課題があるなか、具体的なことについてはいずれも手探りです。
私たちも勉強し、声をあげ、協力体制をとっていくことが重要だと考えています。

もっとも闘うべきは、自分の中に潜む「諦めの気持」。

この半年、町内外からの応援の声、近隣、県、全国のネットワークの支えで、活動をなんとか続けることができました。
そして、私たちも隋分いろいろなことが見えてきました。

たとえば、放射能にまつわるさまざまな<基準値>は本当に子どもにとって安心なものなのか?
どこでどのように決められているのか?という私たちにとって差し迫ったテーマを追いかけてみれば、そこには、今まで見えてなかった原子力行政の世界が。

それを理解しなければ判断材料が手に入らない。また、こと放射能に関しては、見えたからといって判断できるものでない。
「自分の頭で判断する」とは、なんと大変なことか!

町の仕組みや、生活するそれぞれの立場の方達の感覚も今までわからなかったことがたくさんありました。

これからも、講演会、読書、発信、情報交換、交流、議会傍聴・・・それに加えて、我が子(孫)の被ばく対策。やるべきことは山のよう。

私たちは必要にせまられた本当の意味での「社会勉強」をしているのだなあと実感します。

一緒に活動したい方がいたら、連絡くださいね!
(2月14日の企画も近いうちにブログに出しますね)

仲間がいると、思い切り悩みを話すことができ、生活上の具体策についても日常的に助けあうことができます。
動けないでいた方は、今年こそ動き出しましょう。

親が子どもを守るために主体的に動く姿を子どもは見ています。

-------------------------------
 滑川町町議会議長 田幡宇市殿
<子どもを守るための食品測定機器導入・提案書>
        滑川町・子どもを放射能から守る会

福島第一原発の事故により今後長期間にわたり、私たちは放射能汚染問題と向き合わなければならなくなりました。
未だ多くの問題が山積する中、早急に効果的に求められる対応は <子どもたちの内部被曝をどこまで減らせるか> ということだと思います。

放射線防護の基本(ICRP・国際放射線防護委員会)では体内摂取されてしまった放射性物質に関しては体外への排出を促す以外に手段はないため、体内被ばく線量を低減するためには、放射性物質を体内に摂取しないようにすること。と定められております。
また、子どもたちは放射能による影響が大人に比べて、数倍~10倍以上倍高いと言われており、特に汚染された食品からの内部被曝を避けることが非常に重要です。

現在の国の暫定基準値は平成24年4月より500㏃/Kgから100㏃/kgへと厳しくなるとの報道があります。 毎日新聞(2011年10月31日)
このように国の許容線量に対する見解ですら二転三転する事から分かるように、内部被曝の人体に与える影響は未だ科学的に証明されていないことが多く、危険回避の原則から将来を担う子どもたちへの放射線対策は、より安全サイドにたって講じる必要があります。

具体的には学校給食などの食品放射能測定をきめ細かく町が行い、万が一の高濃度汚染食品の混入を防ぐ為に食品放射能測定器の導入が緊急に必要です。

現在、委託先の埼玉学校給食センターでは、食材の「産地選択」という方法により安全性を担保していただいておりますが、今後食品汚染の長期化・流通や加工による産地の複雑化を考えますと汚染食品を100%防ぐ有効手段ではありません。

事実、東松山市による給食食材の抽出測定によって給食用マイタケから約50Bq/Kgのセシウムが検出されました。
給食、産直野菜、加工食材、畜産品など、滑川町も独自にしっかりとした検査体制をとり安全の担保をする責任があると思います。

流通されている食品の放射能測定調査は、市場に流通している食品の1%にも満たない状況にあるといわれており、現在安全性はまったく保障されていません。
今後はさらに、海洋汚染による海産物・水産加工品など、汚染は多岐の食品に及ぶ可能性があります。

また、機器が空いている時間には町民が家庭菜園やベビーフードなど自主検査できるようにしていただき、安心して滑川町で暮らせるようにお願いいたします。

今後吉田町長に対し、町民が安心して子育て・生活をするために、早急に食品用放射能測定器導入していただけるよう以下のような具体的提案を書面にて提出する所存です。

吉田町長に提出させていただくにあたり、田幡議長様はじめ町議の皆様には、
町民の切なる願いにご尽力いただけるようここにお願い申し上げます。


<提案書>

1 学校給食の食材(数点ずつ抽出) 及び 毎日の一食分丸ごとミキサー測定

趣旨

 ・今後長期間続く可能性のある食物の放射能汚染に対して、毎日の給食を提供前に
  丸ごとミキサー測定することにより万が一の高濃度汚染食材の混入を防ぐ。
 
 ・定期的に各食材を抽出測定することにより、より細かな汚染の有無を確認する。


2 地場農産物直売所の農畜産物・加工食品を測定

趣旨

 ・滑川産農畜産物・加工食品を安心して生産・販売できる体制をとり風評被害を防ぐ。
 
 ・安全性の担保を得ることで、町民が安心して地元食材を購入できるようにする。


3 機器が空いている時に町民が自己測定できるようにする

趣旨

 ・主に家庭菜園や土壌調査、汚染が疑われる食材、乳幼児食品など、自己測定ができる
  体制をとることにより安心して町で暮らせるようにする。


※提案機種については、別資料を参照してください。





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